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ごあいさつ

 平成23年の3.11の地震、津波、それに伴う福島第一原子力発電所の事故が起きてから既に4年が経過しております。福島第一原子力発電所の周辺地域に対しては、順次避難解除が進みつつあるものの、未だに避難されている方々が居られることは紛れも無い事実です。また、この地震、津波、それに伴う事故は、日本全体に社会的、経済的、政治的なインパクトを与え、かつ国際的に非常に大きな注目を集め、科学技術、あるいは今後の文明社会について大きな議論を呼びました。
 原子力に携わって来た者にとりましてこの事故は大きな反省材料であり、事実を見据えて、反省すべき点を明らかにした上で、次のステップに向かってどう進んで行くべきかを考えなくてはなりません。また福島第一原子力発電所の事故については、国内外で多くの報告書が纏められ、直接原因のみならず背景要因を含めて議論され、教訓がとりまとめられておりますが、教訓を反映した原子力安全のあり方については、さらなる改善を追究していくことが必要です。我々品質保証研究会メンバーは、品質保証、エラーマネジメントの観点からどのような反省をすべきか、今も継続的に取り組み、模索している所です。
 即ち、幾つかの課題があり、規制・事業者・プラントメーカ・機器メーカなどのQMSの相互の立つ位置や係わりを明確にする必要性、更に、規制の枠組みのみならず、議会も含めた日本の社会システムとして、原子力発電所というこの大きな複雑なシステムを如何に維持してゆくか、或いは再構築するか等、品質保証研究会として課題を抽出している所です。
 品質保証研究会の中であらためて、これらを考え、共有していくべきだと思っております。このような厳しい状況にある時代であればこそ、品質保証研究会の設立の原点に立ち返り、“品質保証のシステムとはそもそも何なのか”、“エラーマネジメントを推進するとはどういうことなのか”、という根源的な問いに真正面から向き合い、他産業にも謙虚に学び、会員同士が組織の枠を超えて高い専門性を有する「一個人」に立ち返って自由に討議して、本質を見極めることが重要と考えます。このような活動を通して、原子力発電所が社会に受け入れられる安全性、信頼性を構築するためのシステムを模索し、再構築してゆくことが、当研究会の目的であると深く考えるものであります。
 今後、品質保証、更には安全文化について、品質保証研究会に参加頂いている方々による議論を通して、その基盤作りを行い、これを共有するとともに、日本へあるいは世界に向けて発信して行くことが必要です。若い世代と共に、品質保証研究会がその役割、さらには責務を果たしていくことになると考えています。
 今後とも皆様方のご尽力をお願い申し上げます。
会長写真
会長 越塚誠一
(こしづか せいいち)
東京大学大学院工学系研究科 教授

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